静天凪の絵と造形 Seitennagi — Original Japanese Paintings Serene and poetic Japanese paintings blending spiritual art, meditative paintings, urban and nature landscapes, and positive vibrations. Experience artworks that bring calm, inspiration, and harmony to modern interiors, resonating with collectors in the U.S., Netherlands, Sweden, Ireland, and Finland.

世界の拡大

世界の拡大

 

自分が描いた絵を展示したり、SNSでシェアしたり、あるいは販売したりする事はどういう意味があるのだろう?

私は絵を描く時、その対象に心動かされて描くこともあるし、対象そのものはひとつの契機としてその契機によって心に閃いた様々なものを複合的に、もしくはシンプルに描くこともある。

その時私はこの広い世界に独りしかいないことを自覚している。

独りしかいない私はその絵に込めたいかなる要素も他者にそのまま理解されるなどとは思っていない。

その絵のなかにある感動も、計算も、思い入れも、他者に引き継がれる保証は全くない。

それでも私は自分が描いた絵を展示したり、シェアしたり、販売したりする。

それは何故か?

理由などなくただそれをしたいからであると同時に、

世界が拡大を望んでいることを本能的に私の心が察知しているからだと思う。

絵は私の中から出たがっている。言い換えれば私を通じて現れる絵という世界は内から外に向かって拡大しようとする。

それが下手であろうが何であろうがだ。それをキャッチする人がいようがいまいがだ。

だから私はそのままにしている。創造したものは私から生まれたものだけど、私はそれに対して敬意さえいだいている。所有感はまったくない。

 

 

あらゆるものを受け入れる世界

 

外側の世界は私の絵がいかに稚拙であっても、必ずいったん受け入れる。

目に見える自然や無数の動植物たち、そして人間たちのひしめくこの世界に私の絵が参入する。

評論家やお偉い(と本人が思い込んでいる)美術関係者の中には、批判したり排斥する者もいるだろうが

そんな者たちなど問題にならない。世界はそのような者たちで回っているわけではなく

あまりに広大無辺で神秘そのものだからだ。

 

 

そして外側の世界は再び私の世界に還る

 

そして私からいわば〝旅立った〟絵という小世界は、年月とともに大世界をへめぐり

私のもとに還るのだ。

しかもその年月は実のところ幻影であり、絵が私から生まれた瞬間に旅立ちと帰還が同時に起きているのだ。

なぜそう感じるのかはわからないが

私にはそれが本当の事だと実感できる。

 

 

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