静天凪の絵と造形 Seitennagi — Original Japanese Paintings Serene and poetic Japanese paintings blending spiritual art, meditative paintings, urban and nature landscapes, and positive vibrations. Experience artworks that bring calm, inspiration, and harmony to modern interiors, resonating with collectors in the U.S., Netherlands, Sweden, Ireland, and Finland.

AI(人工知能)は人間(アーティスト)を超えるのか

AIは人間を超えるのか(芸術・アート分野での考察)

 

芸術・アートについて話しをしたい。たぶん他の分野でも同じような感じだろう。

AIの各分野における進出がめざましい。AIはいったいどれだけ人間世界に浸透することになるのだろうか。

現時点でAIは人間のオーダーに応えるかたちで詳細緻密な〝絵〟を僅かな時間で創りだせるようになっている。

それは書やポエムの世界においてさえ内容はともかく著しい進化をみせはじめている。

このまま時代が進みAIが進化&深化してゆけば、やがて今よりもさらにAIはこれら従来の芸術・アートの世界に感情のない純粋な知能の蓄積として進出することになるだろう。

芸術・アートの世界では人間の感情というもののあり方や表現はとても大事だ。そこに人間としての立ち位置があると言っても間違いではないのではないだろうか。

しかしAIはその感情をも極限的に分析し、データ化し、類型化しつつ進化してゆく。

 

 

一方の絵画技術に至ってはもはやAIはあらゆる人間の編み出した技法を機械的に瞬時に使用してゆくだろう。

このような現状で、人間はひとりのアーティストとしてAIに対してどのような立ち位置に立つべきだろうか。

AIに無く(あるいはAIにはとても苦手で)人間にはあるもの、これがこれからの世界で人間(ここではアーティスト)が守り育てていくべきもののように私には思える。

 

AIに無く人間にはあるもの

 

AIに無くて人間にはあるもの。それは感情、情感である。それは大切な想い出である。それは情感の伴った涙や笑いであり、微笑であり、大切な人や生きものへの賛歌であり、応援歌である。それは涙であり、怒りであり、悲しみでもある。だからこそ人は晩秋の夕陽に明暗の複雑なトーンを見せて光を反射させ散る紅葉に涙さえ浮かぶのである。愛を得た時に喜び、愛を失った時に悲しみ、春夏秋冬時々刻々人は自らの記憶や経験を感情移入させ、その時々の花を愛でるのだ。

 

 

我々はAIに対抗する必要はない

 

こう考えてみると、我々は強いてAIに対抗する必要はないと思える。あえて言うならば我々は情感豊かに生きるのが良いと思う。アーティストは引き続き情感豊かにアートを心掛ければよい。

いつも歩くその道は我々にとって数々の想い出がある。そこの公園には幼い息子や娘を何度も連れてきて遊んだ。

あの角のたこ焼き屋で幼い頃私は両親と一緒にたこ焼きを食べた。だからそこに咲いているタンポポも桜の樹も

いつまで見ても見飽きない。そしてそこに絵が生まれる。現在過去未来を超えた青空のもとで私というアーティストを自覚する。感性を研ぎ澄ませて。

AIと対峙する時、人間は情感に満ちあふれている自分自身を自覚すればよい。その自覚さえあれば来るべきシンギュラリティの時代の時、人間は堂々とそこに立っているだろう。

それだけでいいのではないだろうか。

 

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