狼の絵
狼の絵
狼の絵を描いている。
狼の絵は私にとっては孤独の象徴であり、軽々しく騒々しい人間界への様々な怒りと哀しみの象徴であり、
シビアな自分自身(あらゆる無意味な追従やつくろい、詭弁、うわべだけの見せかけを排除した自分)へ回帰するための自分に対する問いかけでもある。
狼の遠吠え
狼が咆哮している絵がある。
いわゆる遠吠えだ。
狼は遠吠えする時、必ず天に顔を向ける。それはまるで祈りのようで
実際、自然界での祈りの姿だ。
ビジョンとして私には狼が遠吠えしている姿に天につながる柱が見える。だからこの絵は敬虔な気持ちをも表現している。
狼の絵から聞こえてきてほしい事
できればこれらの絵から
風の音や
風によって巻き上がる草や葉、狼がいる場所のフィトンチッドの薫りを感じてほしい。
そこは静寂が支配する
ストレートなシンプルな感覚の場所だ。
私はその雰囲気を崇める気持ちで描いているし、これからもそうするだろう。