空の絵
空の絵を描く
わたしは幼少の頃から空に惹かれてきた。
時事瞬瞬、空は様々な表情を見せてくれる。朝の曙。
昼の蒼天。昼から夕方にかけての色彩の移り変わり。そして日没。満天の星空。朧月夜。
また、空は季節によっても本当に様々な色彩や表情を見せる。
それらの空を作品のライブラリーに加えていきたい。
わたしの部屋の壁にはいつもいづれかの空が飾られている。
死ぬときは一旦空に融けてみたい
ネイティブアメリカンの人々の詩の中には聖なるパイプの煙になって、死ねば空に融けることを謳っているものがある。
その気持ちは非常に清浄で高貴だ。
わたしも死ぬときは空に融けてみたい。
そうすれば空を飛ぶあらゆる鷲や、鷹の心とひとつになる。
そうすれば誇り高きワタリガラスの飛行と一体化できる。
そうすれば夕陽を眺めて静かに微笑むあらゆる世界の親子と一体となってほほ笑むことができる。
早朝煮炊きする世界中の釜戸から立ち昇る煙をうけいれる事もできるから。
都市であろうが田舎であろうが空はある
都市であろうが田舎であろうが、そこには空がある。
これはわたしにとって救いだ。
ごくごく当たり前な風景ではあるが。
わたしはこれからも様々な空のある絵を描き続けていこうと思う。