静天凪の絵と造形 静天凪はアニミズムアートに基づいて、ポリネシアンアートやネイティブアメリカンアートにもつながる祈りや生命賛歌を表現します。レムリアの魂にむけてメッセージ性ある作品を描いております。

いのちある絵

いのちが宿っている絵は、理屈ではなく、みればすぐにわかります。

その絵と私に縁(えにし)さえあれば。

ではいのちが宿っている、そのいのちってどの様なものなのでしょうか?

心霊番組などで肖像画の目が動いたとかいう、あの種の怖いもの?

違います。わたしの言ういのちとは、私が〝うつくしい〟と心から感じたあるものの種です。

その種は絵という形になり

観るひとの心に撒かれます。

その中で縁ある人の心にいくぶんかのインスピレーションや喜び、人生上の救いをもたらし、

つまり気に入ってもらい、その人の心に芽を出すのです。

やがて花が咲き実をつけ、またその人の種子となり

その人にしかない世界の中でタンポポのわたぼうしのように、やがて穏やかな風とともに様々な世界に飛んでゆくのです。

わたしの言ういのちとはそういうものです。

今までいくつも私はそういう絵に出会ってきました。

私オリジナルな縁にもとづいて。

私が出会ったそれらのいのちある絵は、私の世界の中でタンポポのわたぼうしとなり

私自身の描く絵としていのちを宿し、

縁によってインスピレーションを感じた人の心の中に飛んでゆくのです。

そのような絵であるように

そのようないのちのある絵であるように私は願い祈りつつ

絵を描いています。

 

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